口臭症・口臭恐怖症
口臭が気になるものです。実際に口腔内に原因があることもありますが、客観的に口臭がないと診断されても、それだけでは説明の出来ない苦痛を訴えるものを口臭恐怖症」ともいいます。
ほかの人は臭わない、あるいは臭いに対して、実際以上に思い悩んでしまっている。当オフィスでは口臭恐怖症を含めたすべての口臭症に対応しています。
国際分類
Ⅰ.真性口臭症(Genuine Halitosis)
社会的容認限度を超える明らかな口臭が認められるもの。
a生理的口臭・・・TN1
気質的変化、原因疾患がないもの。
b病的口臭
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- 口腔由来の病的口臭・・・
- TN2 口腔内の原疾患、気質的変化、機能低下などによる口臭。
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- 全身由来の病的口臭・・・
- TN3 耳鼻咽喉、呼吸器系疾患など。
Ⅱ.仮性口臭症(Pseudo Halitosis)・・・TN1&4
患者は口臭を訴えるが、社会的容認限度を超える明らかな口臭が認められず、検査結果などの説明(カウンセリング)により訴えの改善が期待できるもの。
Ⅲ.口臭恐怖症(Halitophobia)・・・TN1&5
真性口臭症、仮性口臭症に対する治療では訴えの改善が期待できないもの。
TN(治療必要性:Treatment Nees)
TN1:説明および口腔清掃指導(セルフケア支援)
(以下のTN2~5にはいずれもTN1が含まれる)
TN2:専門的清掃(PMTC)、疾患治療(歯周病など)
TN3:医科への紹介
TN4:カウンセリング(結果の提示と説明)、(専門的)指導・教育
TN5:精神科、心療内科などへの紹介